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2016年1月9日土曜日

【豆知識】 10大ニュース、産経ニュース2015


【10大ニュース・海外編】2015年を振り返る 今年1年間に起きた出来事… 産経ニュース、

(1)パリ同時多発テロ
 11月13日、パリ中心部の劇場や飲食店などで市民を無差別に標的とするテロが相次いで起き、130人が犠牲となった。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出した。フランスでは1月に風刺週刊紙本社などへの連続テロが発生。いずれのテロも過激化した欧州出身の若者が実行犯だった。

(2)慰安婦問題で日韓合意
 岸田文雄外相と韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相は12月28日、ソウルで会談し、慰安婦問題について、韓国政府が元慰安婦の名誉と尊厳回復などのための事業を行う基金を設立し、日本政府として10億円程度を一括拠出することで合意した。また、こうした措置を講じることで慰安婦問題は最終的かつ不可逆的に解決されることを確認した。

(3)産経前ソウル支局長に無罪
 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の名誉をコラムで傷つけたとして在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(49)に対し、ソウル中央地裁は12月17日、無罪(求刑懲役1年6月)を言い渡した。加藤前支局長の裁判は報道の自由の観点から、国際社会で厳しく非難された。検察側は控訴せず無罪が確定、1年以上続いた裁判が終結した。

(4)南シナ海に米艦船派遣
 米海軍横須賀基地所属のイージス駆逐艦「ラッセン」が現地時間の10月27日午前、南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島で中国が建設する人工島の12カイリ(約22キロ)内を航行した。「航行の自由作戦」と名付けられ、人工島と周辺海域を中国の「領土、領海」とは認めないという米国の立場を、示威行動により示した。

(5)中国で景気減速
 中国の国内総生産(GDP)が今年7~9月で前年同期比6・9%増と6年ぶりに7%を割りこんだ。日本など海外からの直接投資が減少し、中国の製造業は過剰な生産と在庫、輸出入の不振に苦しんだ。当局は8月に人民元の切り下げを含め、輸出テコ入れ策を取ったが効果はなかった。通年成長目標の7・0%達成は危うい。

(6)シリア難民増大
 中東や北アフリカから地中海を超え欧州に渡る難民や移民が急増し、国際移住機関(IOM)によると、年初から12月中旬までに約95万人、死者は約3700人に上った。大半はトルコからドイツなどを目指した。経由地のハンガリーは国境に防護柵を建設。受け入れなどの対応をめぐり、欧州連合(EU)の連帯が揺らいだ。

(7)米とキューバが国交回復
 米国とキューバは7月20日、1961年の断交以来、54年ぶりに国交を回復し、相互に大使館を再開した。オバマ米大統領とキューバのカストロ国家評議会議長はこれに先立つ4月11日、訪問先のパナマ市内で会談し、国交回復への地ならしを行った。両国首脳の直接会談は59年ぶりで、断交後では初めて。

(8)ギリシャ債務問題でユーロ危機
 ギリシャで1月、反財政緊縮派政権が誕生し、欧州連合(EU)との金融支援交渉が難航、財政危機が深刻化した。一時はデフォルト(債務不履行)状態に陥り、ユーロ圏離脱の危機が高まった。一方、欧州中央銀行(ECB)は3月、デフレ阻止のため国債を買い取る量的金融緩和策を初導入。12月には追加緩和に踏み切った。

(9)独VWが排ガス規制不正
 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)が9月、主力車種「ゴルフ」など最大1100万台に排ガス規制逃れのための不正ソフトを搭載していたと認めた。ブランドが大きく失墜したほか、不正を暴いた米当局が課すとみられる約180億ドル(約2兆2000億円)の罰金やリコール(回収・無償修理)費用などの負担も見込まれる。

(10)中国主導のインフラ銀行設立
 中国が主導し北京に本部を置く初の国際金融機関アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立協定に英国など欧州勢も含む56カ国が署名。12月25日に正式発足した。中国を起点に欧州まで交通インフラ建設を中心に経済圏をつなぐ「新シルクロード(一帯一路)構想」に資金供給し、参加を見送った日米を牽制(けんせい)する。2016年1月に設立総会を行う。

(番外編)

FIFA会長ら活動停止処分
 国際サッカー連盟(FIFA)の複数の幹部に、2018年ロシア、22年カタールの両W杯招致をめぐって不正疑惑が浮上。多額の賄賂を受け取ったとして副会長らが起訴された。ブラッター会長は批判を受けて辞任を表明、背任と横領の容疑で自身も捜査の対象に発展した。来年2月の次期会長選への影響が懸念されている。

COP21が「パリ協定」採択
 フランスで開かれた国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)は12月12日、2020年以降の地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」を採択した。条約加盟国のすべてが参加する枠組みは初めて。各国が温室効果ガス削減で自主的に目標を掲げ、世界の気温上昇を産業革命前から2度未満に抑えることを目指す。

スー・チーさんの野党圧勝
 ミャンマーで11月8日、総選挙が実施され、アウン・サン・スー・チー氏の野党、国民民主連盟(NLD)が、改選議席の約8割を制し圧勝した。2011年の民政移管後の政権を担った軍系与党を率いるテイン・セイン大統領や、軍政時代にスー・チー氏を抑圧した国軍は、来年3月にも行われる政権移行で協力を約束した。

仏露などシリア空爆
 イラクとシリアを拠点とするイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)に対し、米国主導の有志連合に加え、シリアのアサド政権を支援するロシアが9月に空爆を開始。パリ同時多発テロを受けフランスも空爆を強化した。だが、11月24日にトルコがシリアで露軍機を撃墜。IS掃討をめぐる各国の足並みが乱れた。

中台首脳が初会談
 中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統が11月7日、シンガポールで1949年の分断後、初めての首脳会談を行った。馬総統が2008年の就任以降に進めた対中緩和政策の集大成として、実現を求めていた。会談では「一つの中国」を確認し、来年1月の総統選で政権を奪還する可能性が高い野党、民主進歩党を牽制(けんせい)した。



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なし

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